健康に効果を発揮する、善玉菌とは?

近年、大腸がんが増加傾向にあり、毎年新たに10万人もの人が発症しているといわれています。さらに、女性のがん死亡原因の第1位が大腸がんであるというデータもあるようです。

そのぶん、社会全体が腸の健康について関心を持つようになってきているといえます。そんな昨今、よく耳にするのが「善玉菌」「悪玉菌」という言葉。これらはいったい、どんなものなのでしょうか?


腸内で勢力を競い合う、細菌たち

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人間の腸内には、500~1000種類以上もの腸内細菌が存在し活動していると言われていますが、それらを働きによって大きく分類すると善玉菌・悪玉菌・日和見菌(ひよりみきん)の3つに分けられます。

その名前の通り、善玉菌は腸内環境を良好に整え、人の体を健康に保つ効果を発揮してくれる菌。一方、悪玉菌は、腐敗物質や発ガン性物資を生み出し、体に悪い影響を与える菌。そして日和見菌とは、善玉菌が優位なときにはおとなしくしているのですが、悪玉菌が優勢になってくると悪い方に加勢をしてしまう菌なのです。

人間の腸内細菌の全体数としては皆、同じ数なのですが、善玉菌、悪玉菌、日和見菌のバランスは人によって異なります。一般的には悪玉菌は腸内の3~15%といわれ、これ以上に悪玉菌が増えてしまうと腸内バランスが崩れ、健康に悪影響を及ぼしてしまいます。

善玉菌が増えて活性化すると、悪玉菌の働きを抑制し、腸内を健康な状態に保ちます。さらに、善玉菌には体の免疫力を高め、病気に対する抵抗力を高める効果や、人の生命に大きく関わる効果がたくさんあります。

健康維持のためには、腸内の善玉菌の数を増やしていくことが大事なのです。


善玉菌がもたらす具体的な効果とは?

私たちの体の健康によい効果のある善玉菌はたくさんの種類がありますが、最も代表的なものは「乳酸菌」と「ビフィズス菌」です。

乳酸菌とビフィズス菌はヨーグルトや乳酸飲料でもおなじみのもので、よく混同しがちなのですが、これらの2つは同じ善玉菌の一種でもまったくの別ものです。

乳酸菌
ブドウ糖などを使い、乳酸と呼ばれる酸性物質を作り出す菌。腸内の悪玉菌の働きを抑制し、腸内の菌のバランスを保つ働きがあります。便秘の解消、コレステロール値の改善などに役立つほか、近年では悪玉菌のピロリ菌を排除する効果のある乳酸菌も研究されています。乳酸菌は腸内だけでなく、体内のさまざまな場所に存在しています。
ビフィズス菌
ビフィズス菌は、作り出す乳酸は乳酸菌より少なめですが、その変わりに酢酸を生成します。また、ビフィズス菌は酸素の多い環境では生きられない性質があり、酸素の少ない大腸にのみ存在しています。

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そのほかの善玉菌とその効果とは?

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善玉菌には乳酸菌やビフィズス菌の他にも、ブルガリア菌、クルト菌などがあり、さらに納豆菌、酵母菌、麹菌なども善玉菌の一種です。その具体的な効果は、以下のようなものがあげられます。

  • ビタミンの合成
  • 食べ物の消化・吸収の促進
  • 便秘・下痢の改善
  • 免疫力の向上
  • 悪玉菌の抑制
  • 老化防止・肌トラブルの解消
  • コレステロール値の改善

腸内の善玉菌を増やし腸内環境を整えることで、こんなにたくさんの効果が期待できるのですから、健康な毎日のためにも善玉菌をどんどん増やしていきたいものです。

市場のヨーグルト製品や発酵食品もバラエティ豊かに揃っていますので、積極的に食生活に取り入れたいものですね。


善玉菌を活用するには?

善玉菌を増やす、効果的なポイント

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